☆調査結果報告☆【託児付コワーキングスペースの利用に関するアンケート】

ままいるは、女性活躍の推進に向けた取り組みの一環として「託児付コワーキングスペース」づくりのための講座を実施しています。

その講座の一環として、コワーキングスペースのニーズを把握するためのアンケート調査を行いました。

調査概要

調査目的

本講座5回目と6回目のワークショップにおいて、託児付コワーキングスペースづくりに向けたビジネスプランを受講生が作成し報告を行うこととなっている。そのビジネスプランの基礎資料を得るため、託児付コワーキングスペースのニーズについて、定量的かつ定性的に把握し明らかにするもの

調査対象者

託児付コワーキングスペースを利用する可能性がある育児中の人、または必要であった可能性のある人、今後可能性がある人で、次のいずれかに当てはまる人
①大野城市内施設(一時保育施設・幼稚園)及び事業の利用(参加)者の未就学児の保護者
②講座受講生の知人・友人など

調査期間

2017年11月~12月

調査方法

・ままいるのホームページ上のアンケート回答入力フォーム
・アンケート用紙の配布・回収

回収状況  

総数 1428
地域内訳:大野城市 1146 大野城市外 282  
大野城市施設別:未就園児対象事業(各種子育てサロン・3歳児検診):298
        一時保育(保育園・保育所):41
        幼稚園:469
        施設不明:620

回答者の属性

属性

 

地域

  ※地域・移動手段は、大野城市の回答(1146)のみの統計です。

 

子育てと仕事やその他の活動との両立に関する志向

「子どもが幼くても保護者のやりたいことができる環境作りが必要だ」と回答する人が4割を超え、「制限されるのは仕方ない」の3割を上回りました。「子育てに専念するべき」という回答は1割にとどまり、子育てと仕事・その他の活動との両立を望む傾向が見られました。

Q1  子育て中の人の中には、「子どもが幼い間は仕事や自己啓発、その他自分のやりたいことを制限される」と感じる人も多くいますが、あなたはどう思いますか?

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その他(抜粋)
・経済的に働かざるおえない
・長い人生 子どもが幼い間(幼稚園入園まで)くらいは、子ども中心に生活したい。
・専門職につける母親の環境作りも行ってほしい。フルタイムじゃなくパートや時間短縮など
・子どもとしっかり向き合いつつ、合間に社会と関わるスペース・働ける環境が必要だと思う
・自分のやりたい事をするという行いに常に罪悪感があり、子供優先は仕方なかった。
・子どもと向き合う時間も大切だけど、自分の時間も大切
・バランスが重要だと思う。子育ても仕事も
・そう思うが、育児と家事に専念できて満足している
・制限されている中でできることをみつけている

 

就労状況

既に就労している人も含めると、94%の人が就労を希望しているという結果が出ました。就労意欲の高さがうかがえます。
また、「その他」には「育休中」という回答が含まれています。

Q2 あなたは、1日のうち少しの時間でも仕事ができるなら、働いてみたいと思いますか?

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その他(抜粋)
・育児休暇中
・働く必要がなければ、無理して働かなくてもいいと思う。
・働かないと子どもを育てていくお金がない
・在宅ワークをしている
・子育てを基本に子供の保育時間内なら将来考えてみたい
・起業準備中
・少しの時間でも有効に使いたいがなかなか条件の合わないのが現状
・今はその時ではない。子育てが落ち着いてから
・在宅ワークをしているが、仕事を制限されている。本当はもっと仕事や勉強の時間がほしい。
・休日も託児付であれば利用したい

 

託児付コワーキングスペースへの期待

肯定的な回答が92%を占め、託児付コワーキングスペースへの期待の高さがうかがえます。回答の中には、「まずは待機児童の解消へ注力すべき」との意見もありました。

Q3 あなたは「託児付きのコワーキングスペース」があれば、子どもが幼くても、仕事や自己啓発、その他の活動に挑戦したり、継続して取り組んだりすることができると思いますか。

  

その他(抜粋)
・子どもの年齢・仕事内容・料金による
・リフレッシュや、自己啓発にはいいと思う
・利用してみないとわからない
・少しだけ利用してみたい
・保育園に入所できなければ必要になる
・子育てに四六時中向き合う母の心身の疲れはははかりしれない程体力も精神も使うものです。喜びと共に疲れがとれないのは現実でした。
・福岡にコワーキングを利用する仕事及び基礎が特化してあるとは思えないが大丈夫?
・そんなものを作る財源があるなら、保育園を増やすべき!一時保育可能な保育園を増設すれば解決できるのでは?

 

コワーキングスペースの利用可能性

どんなコワーキングスペースかによる、また、コワーキングスペース自体のイメージが明確でないことから、「どちらともいえない」の回答が多かったようです。それでも、肯定的な回答が44%と高い割合を占めたことは、コワーキングスペースのニーズが高まっている結果だと言えます。

Q4 あなたや、あなたの配偶者(パートナー)は、コワーキングスペースがあったら利用しますか。

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その他(抜粋)
・子どもが小さい頃だったら利用すると思う。
・利用料金・雰囲気次第
・安心安全性や設備の質による
・条件による
・私は利用するが、パートナーは分からない
・利用したいと思えるスペースであれば利用するかも
・自己啓発なら自宅でもそれなりにできる
・子どもが入園済みで必要ない

 

コワーキングスペースの利用可能な立地条件

左のグラフは選択回答、右のグラフは自由回答の統計です。コミュニティセンターとは、大野城市内、北・南・中央・東地区それぞれに1カ所ずつあり、公民館よりも規模が大きく充実した設備を備え、誰もが利用できる施設です。簡単な公的書類を取得できるなど、市役所のサテライト的な機能も整えています。今回の結果より、コミュニティセンターへの高い期待値がうかがえました。

また、大型商業施設への期待も高く、大野城市近辺にある大型商業施設としては、大野城イオン、乙金イオン、下大利イオン、ザ・モール春日などが挙げられます。コワーキングスペースの利用の帰りに買い物などの所用を済ますことができる利点がうかがえます。

大型商業施設やコミュニティセンター、まどかぴあ、市役所などが選ばれた理由には、駐車場が確保されていることも一因にあるようです。子ども連れで移動する手段には自家用車が選ばれる傾向があり、移動先での駐車場の心配はつねに付きまといます。アンケート回答者属性から、自動車を移動手段とする人が最も多かったことも一因に挙げられます。

「駅の近く」を希望する回答が3割弱を占めたのは、急行/快速が停車する「西鉄下大利駅/JR大野城駅」を利用する人の多さが表れたと言えます。

Q5 どのような場所にコワーキングスペースがあったら利用したいと思いますか。(複数回答可)

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その他(抜粋)
・市役所や介護施設(老人ホーム)にあれば子供も沢山の人に見守られて安心すると思う。
・公民館など全国どこにでもある施設を利用すれば施設を利用する人も増え、託児出来る環境も揃っているだろうから新たにコストもかからず皆にメリットがあると思う。
・交通の利便性がよいところ、駐車場が充分確保できるところ
・自分の子どもの校区内(兄弟がいる場合)
・どこでもいいのでリフレッシュできる空間や一人で抱え込む子育てや家事の辛くなったときの逃げ場のようなものがあれば助かります
・体育館
・利用したいと思わない
・大野城イオン
・商業施設では買い物のための託児になってしまう恐れがある
・スーパー

コワーキングスペースの託児のニーズ

肯定的な回答が85%を占めました。Q4コワーキングスペースの利用可能性では「どちらともいえない」と回答した人も、コワーキングスペースに託児機能を付ける必要性を感じていることが分かりました。

Q6 あなたは、コワーキングスペースに託児が必要だと思いますか。

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その他(一部抜粋)
・今まであってほしかった
・あれば利用しやすく便利だと思う
・週に何回か託児があればその日に利用したい
・子連れで利用しても大丈夫な雰囲気がほしい

 

支払い可能な利用料金

「場所」を利用することに対する料金より、「託児」に対する料金の方が高く支払う傾向が見られました。どちらも約8割が500円までを利用料金として妥当だと考えられているようです。

Q7 あなたが託児付コワーキングスペースを利用する場合に、
  「1時間あたりの利用料金として 支払ってもよい」と思う金額を選んでください。

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コワーキングスペースに求める機能

Wi-Fi、周辺機器、電源などはコワーキングスペースに当然必要とされる機能であるものの、2位に託児が入ったことはQ6と矛盾しない結果でした。また、3位にPC本体が入ったことは、自分専用のPCを持っていないものの、PCへの興味があることが一因と思われます。6位の「求人情報」は、「仕事」に直結する機能への期待がうかがえます。「スキルアップセミナー」や「就業相談」が7,8位に続いている点からも、コワーキングスペースに「仕事」につながる場所としての機能を求める結果となりました。

Q8 あなたが、コワーキングスペースに必要だと思う機能を選んでください。(複数回答可)

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その他ご意見

・もし公費で作るとしたら、「いかにも女性向け」といったものにならないようにしていただきたいです。(「託児をして働くのは女性」というイメージをさらに強めると思うので。)

・Wアクセスの利便性からベッドタウンとして人気の高い大野城市なのだから、こんな小手先だけの子育て支援でごまかさず、もっと子育て世代を対象とした政策を考えるべき。待機児童問題はこんなもんじゃ解決しない!保育士の確保、保育施設の増設、保育料軽減、まずはやるべきことをきっちりしてほしい。 

・自宅でウェブ制作をうけおってフリーランスしています。気分転換にコワーキンングスペースが近くにあればとても嬉しいです。託児も長期休暇の際など利用したいです。  

 

調査報告書

▽データはこちらからダウンロードできます。

調査報告(全回答)

調査報告(大野城市)

 

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『わたしを活かす場を作る。託児付コワーキングスペースを生み出す学びの6ヶ月』

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